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ネパール大使が広島市長と懇談 核廃絶へ連携強化確認

 ネパールのドゥルガ・バハドゥール・スベディ駐日大使(56)が28日、着任後初めて広島市を訪れた。市役所で松井一実市長と懇談し、核兵器廃絶の実現に向けた連携強化を確認した。

 スベディ大使は、来月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に触れ「平和のメッセージを発信する機会。成功を願う」と強調。松井市長は「都市同士の連携を進め、平和のため一緒に活動していこう」と応じた。

 スベディ大使は昨年8月に着任。この日は平和記念公園(中区)も訪れ、原爆慰霊碑に献花した。ネパールは2017年に核兵器禁止条約に署名。松井市長が会長を務め、核兵器廃絶を目指す平和首長会議には首都カトマンズなど11の都市が加盟している。

(2023年4月29日朝刊掲載)

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