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[広島サミット5・19~21] 内村さんら ヒロシマ発信 G7アスリート 平和公園を訪問

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、体操男子の内村航平さんたちG7各国のアスリートが28日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に花を手向けた。

 東京五輪の女子種目別床運動銅メダルの村上茉愛さんや、モスクワ出身で北京五輪に米国代表として出場した女子個人総合金メダルのナスティア・リューキンさんたち計11人で、原爆資料館も見学した。長崎県で育った内村さんは「広島と同じように小さい頃から平和学習をしてきた。こうして発信できる機会がありがたい」と語った。

 一行は県庁や市役所も訪れた。湯崎英彦知事は「核兵器を使うとどうなるか。その実相をシェアしてほしい」と訴えた。

 国際体操連盟がスポーツを通じて平和への願いを発信しようと取り組む「G7ジムナスティックス広島」の一環。29日は西区の広島修道大協創中・高で、体操を学ぶ子どもたち向けの体験会などを開く。(加納亜弥)

(2023年4月29日朝刊掲載)

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