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　広島県の湯崎英彦知事は３日の県議会本会議の一般質問で、４～５月に米ニューヨークの国連本部である核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議の第３回準備委員会への参加に向けた決意を示した。期間中、現地で核兵器廃絶を呼び掛けるパネル討議を開く。歴代知事で初参加となる湯崎知事は「核兵器廃絶の取り組みの進展に貢献したい」と述べた。

　パネル討議では、県の「国際平和拠点ひろしま構想」を説明する予定だ。湯崎知事は「核兵器の非人道性や各国の核軍縮の動向を示し、国際社会での広島の発言力、発信力を高めたい」と強調。「被爆地の知事として、被爆者をはじめ県民の平和を願う気持ちを胸に、努力する」とした。

　２０１５年のＮＰＴ再検討会議の議題などを話し合う第３回準備委は、４月２８日～５月９日。湯崎知事は会議の傍聴も予定している。広島市の松井一実市長も同時期に渡米する。

（２０１４年３月４日朝刊掲載）