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[広島サミット5・19~21] 湯来の住民ら緑地帯を清掃 中区 サミット前に

 広島市で19日に始まる先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、広島市中区河原町の平和大通りの緑地帯「湯来の森」で3日、佐伯区湯来町の住民たちによる清掃活動があった。

 湯来の森は、米軍による原爆投下後、当時の広島市の呼びかけに応じた湯来町の有志が1957年から樹木を寄贈して整備してきた。約500平方メートルにカシやサクラなど約600本が植えられているという。

 清掃には、隣接する杉並台の住民、廿日市市の社会人女子硬式野球チーム「はつかいちサンブレイズ」の選手も加わり、計23人が参加。送風機や竹ぼうきで落ち葉を集め、雑草を抜くなどして約1時間でごみ袋20袋分を集めた。

 サンブレイズは杉並台に練習拠点があり、初めて清掃に参加した。呼びかけ人の平岡忠さん(55)は「サミットを機に訪れた人にきれいな街を見てもらい、この森の歴史も知ってもらえたら」と話していた。(伊藤友一)

(2023年5月5日朝刊掲載)

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