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被災地の杉で「バッヂ」 広島三越 植樹支援へ発売

 広島市中区の広島三越は5日、東日本大震災の被災地の杉を材料にした「どんぐりバッヂ」=写真=を発売した。収益は被災地を支援する公益財団法人「瓦礫(がれき)を活かす森の長城プロジェクト」(東京)の活動費に充てる。

 縦2・3センチ、横1・8センチ。津波で塩害に遭った宮城県南三陸町の杉が材料で、ドングリの形に加工し、目や口を彫り込んである。各階の売り場で計600個を取り扱う。1個300円。

 同プロジェクトは被災地の沿岸部に瓦礫を混ぜた盛土を築いて植樹する「森の防潮堤」づくりを進めている。購入した東区の主婦岩坪泉美さん(59)は「被災地に緑を広げる助けになれば」と話した。(有岡英俊)

(2014年3月6日朝刊掲載)

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