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広島サミット5・19~21] 県警退職者も警備へ 「県警友会」と協力協定

 広島県警は2日、広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)の警備を巡り、県警の退職者でつくる県警友会と協力協定を結んだ。同会の会員はサミット期間中を含む8~21日の2週間、ボランティアで市中心部を巡回し、警備強化に一役買う。

 同会は1日に最大約50人態勢で、県立総合体育館や平和記念公園の周辺などの警戒に当たる。不審な人や物、車に目を凝らし、異常を確認した場合は警察に知らせる。同会が県警に支援を申し出て、今回の協定につながった。

 中区の県警本部で調印式があり、森元良幸本部長と同会の小笠原尋文会長が協定書を交わした。森元本部長は「重層的な警戒警備ができると期待している」と強調。小笠原会長は「培った知識、経験を生かして後方支援したい」と力を込めた。(浜村満大)

(2023年5月3日朝刊掲載)

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