[広島サミット5・19~21] 首脳配偶者 宮島訪問へ 政府公表 慰霊碑献花 縮景園も
23年5月9日
政府は8日、先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて各国首脳と一緒に広島県を訪れる配偶者たちの日程を公表した。議長を務める岸田文雄首相の妻裕子さんが廿日市市の宮島や広島市中区の縮景園を案内する。関係者によると、サミットが始まる19日に、中区の平和記念公園内にある原爆慰霊碑に献花する方向で調整しているという。
各国首脳の妻や夫たちは19日、昼食会での茶道体験や平和活動に取り組む若者たちを交えた「次世代シンポジウム」に加わる。宮島は20日に訪問する。舞楽鑑賞などをした後、島内でお好み焼きなどを味わう。サミット最終日となる21日は、江戸期の庭園の風情を伝える縮景園と、隣接する県立美術館を見学する。
岸田首相が外相だった2016年に広島市内であったG7外相会合でも、裕子さんは外相の配偶者たちと平和記念公園や宮島を訪ねた。外務省G7広島サミット事務局は「時間の制約で首脳には十分紹介できない伝統文化に触れてもらい、各国に広島の魅力を発信してほしい」としている。
パートナー外交の重要性は増している。裕子さんがことし4月に単独で米国を訪問したのは、バイデン大統領の妻ジルさんの招きだった。ホワイトハウスで歓談し、庭に桜を一緒に植樹して、日米の親密さをアピールした。(樋口浩二)
(2023年5月9日朝刊掲載)
各国首脳の妻や夫たちは19日、昼食会での茶道体験や平和活動に取り組む若者たちを交えた「次世代シンポジウム」に加わる。宮島は20日に訪問する。舞楽鑑賞などをした後、島内でお好み焼きなどを味わう。サミット最終日となる21日は、江戸期の庭園の風情を伝える縮景園と、隣接する県立美術館を見学する。
岸田首相が外相だった2016年に広島市内であったG7外相会合でも、裕子さんは外相の配偶者たちと平和記念公園や宮島を訪ねた。外務省G7広島サミット事務局は「時間の制約で首脳には十分紹介できない伝統文化に触れてもらい、各国に広島の魅力を発信してほしい」としている。
パートナー外交の重要性は増している。裕子さんがことし4月に単独で米国を訪問したのは、バイデン大統領の妻ジルさんの招きだった。ホワイトハウスで歓談し、庭に桜を一緒に植樹して、日米の親密さをアピールした。(樋口浩二)
(2023年5月9日朝刊掲載)