@ひろしまサミットまで 8日 被爆2世
23年5月11日
被爆者の子どもの「被爆2世」は全国に30万~50万人いるとされます。被爆の遺伝的影響は今のところ未解明ですが、各地で団体をつくり、不安や差別、偏見への苦しみを訴えています。
「全国被爆二世団体連絡協議会」のメンバーたちは2017年、国が援護措置を怠ってきたのは違憲として広島、長崎両地裁に集団訴訟を起こしました。ただ、いずれも棄却されました。一方で、一部の病気の医療費助成など独自の援護に取り組む自治体もあります。
ともに歌手、俳優で広島県府中町出身の吉川晃司さん、長崎市出身の福山雅治さんも2世です。被爆者が老いる中、核の惨禍を語り継ぐ次代の役割は増しています。(小林可奈)
(2023年5月11日朝刊掲載)
「全国被爆二世団体連絡協議会」のメンバーたちは2017年、国が援護措置を怠ってきたのは違憲として広島、長崎両地裁に集団訴訟を起こしました。ただ、いずれも棄却されました。一方で、一部の病気の医療費助成など独自の援護に取り組む自治体もあります。
ともに歌手、俳優で広島県府中町出身の吉川晃司さん、長崎市出身の福山雅治さんも2世です。被爆者が老いる中、核の惨禍を語り継ぐ次代の役割は増しています。(小林可奈)
(2023年5月11日朝刊掲載)