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[広島サミット5・19~21] 広島ヘリポート G7仕様に 建屋・待機場・滑走路を補修

 広島市で19~21日にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、広島ヘリポート(西区)が2012年の利用開始以来初めて大規模改修された。広島県が2億7700万円を投じた。参加国の要人が使う場合に備え、約5カ月かけて建屋や待機場、滑走路を補修した。

 昨年12月から今年4月末にかけて夜間に工事。ひび割れなど傷んでいた滑走路や待機場の補修、前身の旧広島西飛行場時代に使われていたトイレを撤去するなどした。かつてターミナルビルだった建屋は外壁を塗り直した。

 約1キロ南側には臨時のヘリポートも現れた。全国から来援する警察のヘリ用に、県警が設けたとみられる。県警は「警備上の支障があるので一切答えられない」としている。

 オバマ元米大統領が16年に訪れた際も使われた広島ヘリポートには、民間や官公庁のヘリが計15機常駐している。サミット期間中は県警の交通規制と同様、ドクターヘリや消防などの緊急時を除き利用が制限される。(加納亜弥)

(2023年5月10日朝刊掲載)

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