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上関原発の建設予定地海岸 中電の占用継続 町許可

 中国電力の上関原発建設計画で、山口県上関町が建設予定地海岸の占用継続を中電に許可したことが6日、分かった。町は「県の埋め立て免許は失効しておらず、手続きに問題がないため」としている。

 町などによると、許可したのは重機などの搬出入に使う仮桟橋周辺の約100平方メートル。県は対象区域を含む公有水面埋め立て免許について、延長の可否判断を先送りしている。

 町は2010年7月、海岸約1400平方メートルの占用を中電に許可した。中電は福島第1原発事故後、準備工事を中断。昨年2月、年度ごとの更新を今回と同じ区域に縮小して申請していた。

 中電は占用許可がなければ、仮桟橋を撤去する必要がある。許可は5日付。2月末に申請した。中電上関原子力発電所準備事務所は「現場の維持管理に必要なため」としている。(井上龍太郎)

(2014年3月7日朝刊掲載)

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