[広島サミット5・19~21] 日本は核軍縮「主導を」 与野党国会議員ら 首相に声明
23年5月12日
広島、長崎両県を地盤とする与野党の国会議員5人は11日、広島市であるG7サミットで、各国首脳の原爆資料館の訪問や被爆者との対話などを求める岸田文雄首相宛ての声明を政府に提出した。
核兵器廃絶を目指す議員連盟の所属議員たちや湯崎英彦広島県知事、松井一実広島市長、二つの県被団協などの連名。自民党被爆者救済と核兵器廃絶推進議連が4月に広島市で開いたシンポジウムで採択した。
ロシアが核兵器の使用をほのめかす中、被爆地でのG7サミット開催の意義は「極めて大きく、責務が大きい」と指摘。G7首脳たちが被爆の実態を認識する必要性を訴え、議長国の日本政府が「核軍縮・不拡散の取り組みに主導的役割を果たさなければならない」と強調している。
自民議連の平口洋事務局長らが官邸を訪問。非公開協議で声明文を受け取った大鶴哲也首相秘書官は「非核化に向けての成果を残したい」と応じたという。(口元惇矢)
(2023年5月12日朝刊掲載)
核兵器廃絶を目指す議員連盟の所属議員たちや湯崎英彦広島県知事、松井一実広島市長、二つの県被団協などの連名。自民党被爆者救済と核兵器廃絶推進議連が4月に広島市で開いたシンポジウムで採択した。
ロシアが核兵器の使用をほのめかす中、被爆地でのG7サミット開催の意義は「極めて大きく、責務が大きい」と指摘。G7首脳たちが被爆の実態を認識する必要性を訴え、議長国の日本政府が「核軍縮・不拡散の取り組みに主導的役割を果たさなければならない」と強調している。
自民議連の平口洋事務局長らが官邸を訪問。非公開協議で声明文を受け取った大鶴哲也首相秘書官は「非核化に向けての成果を残したい」と応じたという。(口元惇矢)
(2023年5月12日朝刊掲載)