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[広島サミット5・19~21] 主会場グランドプリンスホテル 首脳受け入れ準備が本格化

主要ホテルも 一般の利用停止

 19~21日の先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、主会場のグランドプリンスホテル広島(広島市南区)が全館で一般客の宿泊や食事などの利用を停止し、各国首脳たちの受け入れ準備を本格化させている。関係者を受け入れる他の主要ホテルも、会期と前後の一般利用を一部制限するなど対応を進める。(小川満久)

 グランドプリンスホテル広島は24日まで宿泊やレストラン、ブライダルサロンなど全館の一般利用を停止する。入り口付近に「関係者以外 立入禁止」と貸し切り営業の看板が立ち、ホテルの敷地を取り囲むようにフェンスが設置されている。

 10日には米国の先遣隊が訪問し、警備体制などを確認したとみられる。周囲では数メートル間隔で警察官が並んで警戒を強めている。ホテル側は「お客さまにはご不便をかけるが、ご理解いただきたい」とする。

 リーガロイヤルホテル広島(中区)は15~22日の宿泊予約を停止している。18~22日はレストランを臨時休業。正面玄関と3階の駐車場を閉鎖し、2階と6階にある専門店街パセーラとの連絡通路も閉じる。

 シェラトングランドホテル広島(東区)は18~22日にレストランとバーの一般利用を中止。出入り口に金属探知機を置き、手荷物検査をする。ホテルグランヴィア広島(南区)は期間中も宿泊やレストランを営業し、セキュリティー検査を検討する。

(2023年5月12日朝刊掲載)

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