慰霊碑や景勝地 看板で特徴紹介 江田島の幸ノ浦・大須地区 大幸まちづくり協が設置
23年5月12日
江田島市江田島町の幸ノ浦地区と大須地区の住民でつくる大幸まちづくり協議会が、両地区それぞれに地元の歴史や散策スポットを案内する看板を設置した。
いずれも縦100センチ、横160センチ。幸ノ浦案内マップは老人集会所近くに置き、戦争の歴史を伝える旧陸軍海上挺進(ていしん)戦隊の戦没者慰霊碑や訓練基地跡を紹介。ベニヤ板製の特攻ボートの訓練を受けた若者たちが、フィリピンや台湾、沖縄に派遣された史実を記す。
大須案内マップは、集落入り口の幹線道路沿いに立つ。1830年建立の大須荒神社を、高台にあって集落全景が見渡せる景勝地と紹介。現在は公園になっている大須山の防空砲台跡については、戦時に大砲2基が配備されて広島湾北部の防空任務を担ったと解説している。
製作費11万円は、市の助成金を活用した。多くのサイクリストが訪れるエリアでもあり、発案した同協議会副会長で市議の岡野数正さん(69)は「地域の魅力を知ってもらい、立ち寄るきっかけにしてほしい」と願う。(楠信一)
(2023年5月12日朝刊掲載)
いずれも縦100センチ、横160センチ。幸ノ浦案内マップは老人集会所近くに置き、戦争の歴史を伝える旧陸軍海上挺進(ていしん)戦隊の戦没者慰霊碑や訓練基地跡を紹介。ベニヤ板製の特攻ボートの訓練を受けた若者たちが、フィリピンや台湾、沖縄に派遣された史実を記す。
大須案内マップは、集落入り口の幹線道路沿いに立つ。1830年建立の大須荒神社を、高台にあって集落全景が見渡せる景勝地と紹介。現在は公園になっている大須山の防空砲台跡については、戦時に大砲2基が配備されて広島湾北部の防空任務を担ったと解説している。
製作費11万円は、市の助成金を活用した。多くのサイクリストが訪れるエリアでもあり、発案した同協議会副会長で市議の岡野数正さん(69)は「地域の魅力を知ってもらい、立ち寄るきっかけにしてほしい」と願う。(楠信一)
(2023年5月12日朝刊掲載)