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核廃絶を発信 平和大使募集 広島・長崎の市民団体

 広島、長崎両市を拠点とする市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は7日、新しい大使の募集を始めた。2015年の被爆70年に向け、核兵器廃絶を願う被爆地のメッセージを国内外で発信する。

 対象は、ことし4月時点で高校に通う生徒。募集するのは全国から20人程度で、うち2人は広島県内から選ぶ。6月15日に広島市で結団式があり、任期は1年間。

 8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部で核兵器廃絶を訴えるスピーチをし、国内でも廃絶の街頭署名や平和学習を率先する。

 高校生平和大使は、1998年にインド、パキスタンが相次いで核実験をしたのを受け、国連に若者の声を届けようと始まった。現在の第16代まで計108人が務めてきた。

 広島県選考会は5月18日午後1時から広島市中区のアステールプラザであり、小論文と面接で決める。応募は4月30日までに長崎市の連絡事務所Tel095(822)5253。(岡田浩平)

(2014年3月8日朝刊掲載)

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