×

ニュース

[広島サミット5・19~21] 開幕まで1週間 300人中心部清掃 流川地区などで8団体

 広島市で19日に始まる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、街づくりに関わる8団体の住民たち約300人が11日、市中心部を一斉清掃した。JR広島駅(南区)周辺や紙屋町、大手町(いずれも中区)など8カ所で、街の美化に一役買った。

 団体ごとにエリアに分かれ、午前9時にスタート。飲食店が立ち並ぶ中区の流川地区では、商店主や住民でつくる「流川エリア活性化協議会」のメンバーたち10人が空き缶やペットボトル、たばこの吸い殻を次々と拾っていった。久保田耕一事務局長は「国内外からの来訪者に『広島の流川はきれいだった』と思ってもらえるようにしたい」と張り切っていた。

 広島電鉄(中区)や広島ガス(南区)、ひろぎんホールディングス(HD、中区)など74社でつくる「広島都心会議」が企画。企業の担当者も各エリアに散らばり、ごみ拾いに汗を流した。同会議事務局の諏訪正浩次長は「多くの人が訪れる市中心部をきれいに保ち、再び広島を訪れようという人を増やしたい」と話していた。(岸慶太)

(2023年5月12日朝刊掲載)

年別アーカイブ