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連載・特集

@ひろしまサミットまで 7日 平和記念式典

 広島市では毎年8月6日、市が平和記念公園(中区)で開く平和記念式典=写真=をはじめ、各地で慰霊の式典が催されます。原爆で亡くなった人たちを悼み、核兵器や戦争のない世界を願う一日になります。

 市の式典は被爆2年後の1947年に開かれた「平和祭」が始まりです。朝鮮戦争の勃発に伴って連合国軍総司令部(GHQ)の指示で中止になった50年を除き、毎年開かれています。

 第1回の式典では当時の浜井信三市長が「平和宣言」で、核戦争による人類破滅への警告や恒久平和へ向けた決意を発信しました。以降の式典でも、歴代市長が核兵器廃絶への考えや国際情勢を踏まえたメッセージを世界に向け訴えています。(伊藤友一)

(2023年5月12日朝刊掲載)

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