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被災地復興 岡山から願い 各地で東日本大震災3年の催し

 東日本大震災から3年を迎え、井笠地域や岡山市内で、犠牲者の追悼や被災地の復興を願うイベントが計画されている。(谷本和久、小川満久)

井原市

 ◇忘れないキャンドルイベント 11日午後7~8時、七日市町の井原駅一帯。井原高生徒や市民が、被災地復興を願い、キャンドルを「3・11」やハートの形に並べて点灯する。市民グループによる弦楽演奏や合唱も。キャンドルは2個入りを千ケース用意。同駅構内の売店で、義援金250円につき1ケースを渡している。事務局Tel0866(62)1982。

笠岡市

 ◇キャンドルナイトin笠岡 8日午後6時、笠岡の浄心寺境内。キャンドル500個を並べ、チャリティーライブ。キャンドルを200円で販売し、収益金は被災地へ贈る。

 ◇追悼・支援イベント「継(つなぐ) 3・11私たちは忘れない」 11日午後1時、JR笠岡駅前の時計台付近。献花台を設け、午後2時半から黙とうする。市民でつくる復興支援のネットワーク組織「『明日への架け橋』Kasaoka」(中村俊一会長)の主催。

 ◇東日本大震災パネル展 27日まで、六番町の市立図書館。震災直後に宮城県多賀城市へ派遣された笠岡地区消防組合の職員が撮影した30点。津波で流されて壊れた家や車、パイプが折れた工場などの被害を展示し、防災の大切さを訴える。

岡山市

 ◇3・11への祈り―追悼と脱原発のつどい― 9日午前10時~午後3時半。ライブ演奏に続き午前11時すぎから、市民会館北の石山公園から岡山駅まで約1キロをパレード。午後1時半、田町の岡山バプテスト教会で「祈りのつどい」。駅前商店街での「桃太郎市」に被災地からの避難者も出店し、お菓子やカレーなどを販売する。20余りの市民団体でつくる実行委主催。大塚さんTel080(1805)3808。

 ◇黙とうの呼びかけ 11日午後2時46分、県庁本庁舎と県民局、地域事務所。地震発生時刻に、職員と来庁者に呼び掛け、1分間の黙とうをする。

小遣い集めて石巻にボール 里庄東小児童がプレゼント 岡山

 里庄町里庄東小の全校児童233人は、小遣いなどを持ち寄って買ったサッカーボール6個と空気入れ2台を、東日本大震災で避難した児童が学ぶ宮城県石巻市の蛇田小に送った。

 里庄東小は、震災で校舎が全壊した同市の雄勝小へ扇風機や清掃道具を送ってきた。同小から、備品が不足している蛇田小の実情を知り、要望を聞いて品物を選んだ。

 児童らは、昨年12月からことし1月まで声を掛け合い、計1万4千円が寄せられた。児童会の運営委員8人が5日、「じしんにもまけずがんばって」などとメッセージを書いたボールや手紙を段ボール箱に詰めて発送した。6年藤井拓海君(12)は「笑顔で思い切りサッカーを楽しんでほしい」と話していた。(谷本和久)

(2014年3月8日朝刊掲載)

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