@ひろしまサミットまで 5日 嵐の中の母子像
23年5月14日
平和記念公園(広島市中区)の噴水「祈りの泉」前に今、先進7カ国首脳会議(G7サミット)を歓迎する花のモニュメントが設置されています。そばに立つのが高さ1・5メートルのブロンズ像「嵐の中の母子像」です。
苦難の中、右手で赤ん坊を抱え、左手で幼な子を背負い立ち上がろうとする母親の力強い姿を伝えます。1960年に市婦人会連合会(現・市地域女性団体連絡協議会)が建てました。わが子を原爆に奪われた女性たちが熱心に制作費の寄付を集めたそうです。
制作者は日本を代表する彫刻家の本郷新(1905~80年)。広島と同じブロンズ像は札幌市、北海道長万部(おしゃまんべ)町、鹿児島市の計3施設でも展示されています。(久保友美恵)
(2023年5月14日朝刊掲載)
苦難の中、右手で赤ん坊を抱え、左手で幼な子を背負い立ち上がろうとする母親の力強い姿を伝えます。1960年に市婦人会連合会(現・市地域女性団体連絡協議会)が建てました。わが子を原爆に奪われた女性たちが熱心に制作費の寄付を集めたそうです。
制作者は日本を代表する彫刻家の本郷新(1905~80年)。広島と同じブロンズ像は札幌市、北海道長万部(おしゃまんべ)町、鹿児島市の計3施設でも展示されています。(久保友美恵)
(2023年5月14日朝刊掲載)