×

社説・コラム

[イチからわかる] G7サミットって 1975年から持ち回りで開催

 19~21日に広島市で先進7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれます。主会場は、広島市南区元宇品町のグランドプリンスホテル広島。近づいてきた国際会議についてあらためて確認します。(新谷枝里子)

  Q G7サミットって何のこと?
 A 「G」はグループ、「サミット」は山の頂上の意味です。フランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7カ国の首脳に欧州連合(EU)の代表が加わります。世界的な不況に陥っていた1975年にフランスのジスカールデスタン大統領が呼びかけて実現し、それから毎年開かれています。

  Q 開催場所はどう決まるの?
 A 持ち回りの議長国が準備や進行役を担います。ことしは日本で、岸田文雄首相が「平和へのコミットメント(関与)を示すのにふさわしい場所」という自身の地元、広島が開催地に決まりました。

  Q 何を話し合うの?
 A ロシアによるウクライナ侵攻や気候変動、エネルギー問題などです。核兵器を保有するフランス、米国、英国の首脳が被爆地に集うのは初めてで、どのような宣言を発信するのか注目されています。

(2023年5月13日朝刊掲載)

年別アーカイブ