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[広島サミット5・19~21] 核軍縮の現状学ぼう 官民組織が冊子

 核兵器廃絶を目指す広島県主導の官民組織「へいわ創造機構ひろしま(HOPe)」は、核軍縮の動向などを伝える冊子「核兵器を巡る世界の現状を知っていますか?」を作った。広島市で19日に始まる先進7カ国首脳会議(G7サミット)の関連イベントや公共施設などで配る。

 B5判12ページ、カラー。表紙では、世界の核兵器の状況として2022年1月時点の推計で9カ国が計1万2705発を保有していることをイラストで紹介した。日本語版2340部、英語版千部を印刷した。

 1970年に発効した核拡散防止条約(NPT)の内容や課題をはじめ、2017年に成立した核兵器禁止条約の署名・締約国の状況、米国やロシア、中国の核軍縮の在り方を巡るせめぎ合いなども分かりやすく解説している。

 HOPe事務局の県平和推進プロジェクト・チームは「冊子を国内外の多くの人に見てもらい、核兵器廃絶への関心を高めたい」としている。(久保友美恵)

(2023年5月13日朝刊掲載)

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