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パレスチナ問題 解決策は 広島市立大でカナダの学者講演

■記者 桑島美帆

 中東問題を論じる歴史学者でカナダ・モントリオール大教授のヤコフ・ラブキン氏(63)が8日、広島市安佐南区の市立大で「ユダヤ教とシオニズム-居心地の悪い関係」をテーマに講演した。学生たち30人が聴講した。

 ユダヤ人のパレスチナへの祖国建設運動であるシオニズムについて、ラブキン氏は「聖書の拡大解釈であり、シオニズムの主張とユダヤ教を混同すべきではない」と指摘。パレスチナ問題の解決については「イスラエルをホロコーストの歴史と切り離して見ることが重要だ」と述べた。

 ラブキン氏は旧ソ連出身のユダヤ教徒で、1973年にカナダへ移住した。同志社大(京都市)の招きで6月下旬に来日した。

(2009年7月9日朝刊掲載)

 

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