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被爆者や2世の救済拡大へ議連 立民や国民有志 18日設立

 広島市で19日開幕する先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、主会場のグランドプリンスホテル広島がある南区元宇品町(宇品島)で15日午後、立ち入り制限が始まった。警備のため、島に通じる唯一の市道を封鎖。外務省発行の「識別証」「車両証」を所持する住民や関係者以外は通行できなくなった。規制は21日まで続く予定。

 午後3時、警察官が広島電鉄元宇品口電停近くの市道など少なくとも3カ所にバリケードを設けた。近くの広場に歩行者や自転車、車両の「検問所」を設置。住民たちは読み取り機に識別証をかざし、警備員が金属探知機などで身体や手荷物をチェックした。

 18日からは広島市中心部の交通規制も始まる。平和記念公園(中区)の立ち入りが制限され、原爆資料館など公園内の施設は休館。首脳の訪問が見込まれる宮島(廿日市市)の入島も制限される。(余村泰樹、下高充生)

(2023年5月16日朝刊掲載)

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