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島根2号機安全審査 自治体向けに中電が説明会

 中国電力は10日、島根原子力発電所2号機(松江市鹿島町)の再稼働に向けた安全審査の進行状況について、地元自治体向けの説明会を松江市で開いた。審査する原子力規制委員会が、原発近くの宍道断層の長さについて説明を求めていることを報告。中電は「既存の詳細な調査データをあらためて示したい」とした。

 島根、鳥取両県と原発30キロ圏内の6市から20人が参加。中電が、原発周辺の活断層に対する審査状況について説明した。中電が約22キロとした宍道断層の長さについて、規制委から「提出資料では根拠が分かりにくいとされた」と述べた。

 説明会は、昨年12月に中電が安全審査を申請した後、非公開の2月6日に続き2回目。今後も、審査状況に合わせ開くという。終了後、鳥取県の担当者は「内容が専門的。住民にはかみ砕いて説明してほしい」とした。中電は「住民説明は、審査結果が見えてきたり、終わったりした段階にしたい」と述べた。

(2014年3月11日朝刊掲載)

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