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[広島サミット5・19~21] 発表は直前 規制範囲早めに避けて 迂回ルート 記者が試走

19日は特に注意を

 広島市で19日から始まる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に伴う市中心部の交通規制で、広島県警は迂回(うかい)ルートの利用を呼びかけている。実際に規制がかかったときに、どう動けばいいのか。記者2人が迂回ルートを実際に車で走り、注意するポイントを考えた。(加納亜弥、奥田美奈子)

 規制する範囲をざっくりいうと、広島電鉄路面電車の江波線より東側、京橋川より西側のエリアとなる。このエリア内の国道2号や平和大通り、吉島通りを中心に、要人が通過する時間帯に限って通行止めとなる。県警は舟入通りや空港通り、宇品通りなどへの迂回を勧めている。

 気になるのは、規制開始を県警が発表する目安が早くて90分前だということ。複数の路線が同時に規制された場合、太田川デルタを東西に通過するのは難しくなるため、早い段階で規制エリアから離れたルートを選んだ方がいいだろう。

 特に、サミット初日の19日は注意が必要だ。G7首脳が平和記念公園(中区)に2時間ほど滞在する見通しで、周辺の規制は長時間に及ぶ可能性がある。さらに首脳らは宮島(廿日市市)も訪ねるため、規制の範囲にも気を配りたい。

 普段通りに車を使っていると、迂回ルートでも混雑に巻き込まれるかもしれない。国際メディアセンターがある県立総合体育館(中区)周辺は各国の記者が集まるため、広島城北側の国道54号が混む恐れも。朝夕ラッシュが激しい国道2号西広島バイパスも、東に向かう場合は早い段階で庚午出口を降りるよう県警は勧めている。

(2023年5月17日朝刊掲載)

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