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[広島サミット5・19~21] 広島駅・広島空港 大学生が案内役 「温かさ感じて」

 広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ広島県内を訪れる関係者や観光客向けのインフォメーションカウンターが16日、JR広島駅(南区)と広島空港(三原市)に開設された。官民でつくる広島サミット県民会議が設置した。学生ボランティアが案内役を務める。

 広島駅の2階南北自由通路は22日まで、広島空港の国内線到着ロビーは21日まで対応する。それぞれ午前9時~午後6時(広島駅の最終日は正午まで)、常時3、4人の学生が交通案内や観光地の情報発信などをする。カウンターには外国人の質問に英語で答えるアバター(分身)が登場する大型モニターもある。

 この日、広島駅で活動した広島工業大4年の正岡和樹さん(21)は駅構内で困っている様子の外国人旅行者に声をかけ、平和記念公園(中区)への行き方や両替機の場所を教えた。正岡さんは「旅行者に広島の人の温かさを感じてもらいたい」と意気込んでいた。

 県民会議は、サミットの取材拠点になる国際メディアセンター(県立総合体育館)にも18~22日に同様のカウンターを開く。3カ所で計60人の学生が活動するという。(久保友美恵)

(2023年5月17日朝刊掲載)

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