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[広島サミット5・19~21] 広島空港も警戒強化 ロッカー停止 駐車場一部封鎖

 広島空港(三原市)を運営する広島国際空港(同)は、広島市で19日開幕する先進7カ国首脳会議(G7サミット)を巡って各国要人たちの利用が想定されているのを受け、ターミナルビルなどのテロ対策を強化している。コインロッカーは利用を停止し、立体駐車場は一部を封鎖した。

 ビル内では、1階と2階にある3カ所のコインロッカーの利用を8日から停止した。15日からは、ごみ箱の一部を撤去した上で、外から内容物が確認できるよう金属製の籠に透明の袋を入れるよう変更した。

 4月に運用を始め、屋上を合わせて441台を収容する立体駐車場は1、2階のビル側計約30台分を封鎖している。空港の展望デッキも18日から閉鎖する。

 いずれも広島県警からの要請を受けた対応で22日まで。同空港を発着する国内、国際線は通常通り運航する予定。広島市などと空港を結ぶリムジンバスが全便運休する18~22日は、JR白市駅(東広島市)と空港を結ぶ路線バスを増便して対応するという。

 広島国際空港は「利用者に不便をかけるが、ご理解をお願いしたい。観光地として広島に興味を持ってもらえるよう、万全の態勢で出迎えたい」としている。(川崎崇史)

(2023年5月17日朝刊掲載)

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