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　広島市での先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）開幕を前に、中区の平和記念公園で１６日夜、警察関係者や黒い高級車の出入りが確認された。首脳訪問に向けたリハーサルとみられる。

　原爆資料館が閉館した午後６時以降、広島県警や警視庁などのパトカーや白バイに先導され、黒い乗用車やワゴン車が次々到着。フロントガラスに「ＪＡＰＡＮ（日本）」「ＩＴＡＬＹ（イタリア）」などと記した紙を張り、本館前に車列をつくる流れを確認していた。

　県警サミット対策課は「警備上支障があり明らかにしないが、必要な現場確認や訓練は継続的に実施している」としている。

　目撃した広島修道大２年宗像晃司さん（１９）＝西区＝は「サミットが近づいてきたなと感じる。成功に終わってほしい」と話していた。（宮野史康）

（２０２３年５月１７日朝刊掲載）