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首相、サミット議長は「宿命」 岸田派パーティー

 自民党岸田派(宏池会、46人)は17日、政治資金パーティーを東京都内のホテルで開いた。会長の岸田文雄首相は、広島市で19日に始まる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け「自民で最も平和にこだわってきた宏池会の歴史と伝統を継ぐ者として、世界の平和と安定に貢献するために責任を果たす」と誓った。

 首相はあいさつで、宏池会出身で首相を務めた大平正芳氏、宮沢喜一氏も日本開催のサミットで議長を務めたことを改めて紹介。「宏池会出身の首相として、宿命を感じずにはいられない」と気を引き締めた。ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「平和の象徴の地である広島でのサミットは、歴史的に大きな重みを持つ」とも強調した。

 自民党の麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長ら党幹部も出席。茂木氏は「総裁、幹事長派閥がしっかり連携し、岸田政権を支えていく」と祝辞を述べた。公明党の山口那津男代表も駆け付けた。(山本庸平)

(2023年5月18日朝刊掲載)

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