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お好みソース入りチョコで歓迎 ホテルグランヴィア広島 G7サミット

 ホテルグランヴィア広島(広島市南区)は18日、先進7カ国首脳会議(G7サミット)参加国の関係者たちが泊まる客室に、お好みソース入りのチョコレートを置いて歓迎する。チョコにはソースの原料のデーツも使った。広島ならではのユニークなスイーツで一息ついてもらい、地元の食をアピールする。

 チョコは長さ数センチのデーツの種をくりぬき、オタフクソース(西区)のお好みソースを混ぜたチョコを注入。デーツをビターチョコで覆い、金箔(きんぱく)をのせた。2粒を箱詰めし、参加国政府や報道機関の関係者たちが泊まる約300室に置く。材料などを説明するカードも添える。

 広島のソウルフードのお好み焼きに欠かせないソースと、栄養価が高いデーツを使った斬新なスイーツでもてなそうと昨秋に企画。パティシエの伊藤和夫さん(42)がチョコの種類やソースの分量を変えるなど30種類以上の試作を重ねた。

 伊藤さんは「スイーツが苦手な人にも味わってもらえるよう甘さを控えめにした。世界平和に向けてサミットに臨む関係者に、少しでも明るく前向きな気持ちになってもらえたらうれしい」と期待している。(小川満久)

(2023年5月18日朝刊掲載)

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