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@ひろしまサミットまで 1日 原爆慰霊碑

 平和記念公園(広島市中区)を訪れた人が祈りをささげる原爆慰霊碑。建築家の故丹下健三氏が原爆で亡くなった人を雨露から守りたいと家型埴輪(はにわ)の形にデザインし、市が1952年8月6日に設置しました。

「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻む碑文を巡っては「過ちを犯したのは誰か」という論争がありました。市は、特定の国ではなく「すべての人びと」と説明しています。

 石室に納められた名簿に載る広島の原爆死没者は、建立時の5万7902人から33万3907人(昨年8月6日時点)に増えました。先進7カ国(G7)の首脳たちが19日、この碑に向き合います。(久保友美恵) =おわり

(2023年5月18日朝刊掲載)

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