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「原発いらない」 広島で500人行進

 広島市中区の原爆ドーム前で11日、「フクシマを忘れない!さようなら原発 ヒロシマ集会」があった。被爆者や市民団体のメンバーたち約500人が参加。脱原発へヒロシマとフクシマの連帯を訴えた。広島県原水禁や県原水協などでつくる実行委員会主催。

 集会では、県被団協の坪井直理事長(88)が「核兵器と原発は人類を破滅させる」と強調。福島県郡山市から参加した同県教組の中路良一書記(60)は「事故は収束しておらず、多くの子どもたちが避難生活を強いられている」と訴えた。国内の全原発の廃炉を求めるアピールも採択した。

 その後、参加者は「原発はいらない」などと声を上げながら中国電力本社(中区)までの約1キロをデモ行進。島根原発2号機(松江市)の安全審査申請の取り下げ、上関原発(山口県上関町)の計画撤回など4項目を中電に文書で申し入れた。

(2014年3月12日朝刊掲載)

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