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上関原発埋め立て免許延長 前県政の継承強調 山口知事

 山口県の村岡嗣政知事は11日、中国電力が2012年10月に申請した同県上関町の上関原発建設予定地の公有水面埋め立て免許の延長について「法に基づき適正に審査する」と述べ、山本繁太郎前知事の姿勢を引き継ぐと重ねて示した。記者団の取材に答えた。

 村岡知事は、山本前知事から継承する内容について、①申請は法に基づき適正に審査する②建設予定地の土地利用計画が不透明なら延長は認められない―の2点と説明。ことし4月に中電から提出される補足説明を待って審査を進める。

 この日、県議会一般質問が始まり、上関原発をめぐる答弁は藤部秀則副知事が担った。藤部副知事は「申請は適法であり、免許権者として適正に審査する必要がある」と従来の県の立場を繰り返した。(村田拓也)

(2014年3月12日朝刊掲載)

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