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岩国基地周辺 厳重警備 バイデン米大統領が到着

 G7サミットに出席するバイデン米大統領が18日、岩国市の米軍岩国基地に到着し、専用ヘリコプターに乗り換えて広島市へ向かった。基地周辺では警察が厳重に警備する中、多くの人が詰めかけた。

 バイデン大統領は午後3時55分ごろ、専用機で岩国基地に到着。福田良彦市長やエマニュエル米駐日大使たちが出迎えた。大統領が去った後、福田市長は報道陣に「大統領から『日米同盟にとって重要な岩国基地と良好な関係を築いていただいている』と感謝の言葉があった」と話した。

 滑走路を見渡せる基地北側の市道は一部で立ち入りが制限された。警察官が何度も巡回する中、専用機を見ようと大勢が集まった。雨脚が強まる中、基地に専用機が到着すると航空ファンたちが一斉に望遠レンズを向けた。広島市佐伯区の会社員中川智貴さん(26)は「専用機のカラーリングが格好良かった。しっかり写真に収めることができた」と喜んでいた。

 基地南側の門前川河口付近でも多くの人が到着を見守った。山口市の主婦清王節子さん(61)は「ロシアのウクライナ侵攻が終わる道筋をサミットで話し合ってほしい」と話した。(有岡英俊、川村奈菜、黒川雅弘)

(2023年5月19日朝刊掲載)

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