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山陰ねっと 原子力防災パンフ作製 鳥取県が初 事故時の対策 収録

 鳥取県は、中国電力島根原子力発電所(島根県松江市鹿島町)の事故時の対策などをまとめた原子力防災パンフレット=写真=を初めて作製した。東日本大震災から3年を迎えた11日、島根県のホームページ(HP)でも公開を始めた。

 A4判、12ページ。視覚など五感では判断できない原子力災害による被曝(ひばく)の特徴や住民への情報の伝達方法、段階的避難の対象地域を、県の地域防災計画や広域住民避難計画に基づいてイラストを交えて解説している。

 約300万円かけて5万部を作り、島根原発の30キロ圏に全域が入る境港市と、一部が入る米子市の全戸に配る。A4判、4ページの簡略版リーフレットは4万部を1月までに配布した。県原子力安全対策課は「原発事故を忘れないためにも、HPやパンフレットを通して啓発を進めたい」としている。(川崎崇史)

(2014年3月12日朝刊掲載)

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