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原爆症認定基準 見直し受け助言 21日、広島市中区で相談会

 国の原爆症認定基準が昨年12月に見直されたのを受け、原爆被害者相談員の会(三村正弘代表)は21日午前10時から、広島市中区大手町の中区地域福祉センターで被爆者向けの総合相談会を開く。新基準での申請について助言する。無料。

 国は一定の被爆条件で原爆症に積極認定する七つの病気のうち、心筋梗塞など三つのがん以外の病気の距離条件を従来の「爆心地から約3・5キロ以内」から「約2キロ以内」に見直した。

 医療ソーシャルワーカーたち20人が対応。個別に原爆症に認定される可能性があるかどうかなどをアドバイスする。被爆者健康手帳の取得方法や、日頃の医療、介護の悩みにも応じる。午後3時まで。事前予約は不要。

 三村代表は「認定基準に対する戸惑いの声は多い。該当するのかどうか、ぜひ聞きに来てほしい」と呼び掛ける。同会Tel090(7375)1211。(明知隼二)

(2014年3月12日朝刊掲載)

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