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集団的自衛権で勉強会 岸田派、議員認識を共有へ

 自民党岸田派(宏池会)は13日の会合で、安倍晋三首相が意欲を示す集団的自衛権の行使容認に関し、近く勉強会を開く方針を確認した。所属議員の認識を共有するのが目的で、派閥幹部は「党への提言をまとめるものではない」としている。

 党は17日、分裂した郵政民営化法案をめぐる議論以来、9年ぶりに総務懇談会を開き、集団的自衛権をめぐって議論する。金子一義最高顧問は会合で総務懇談会に触れ、「宏池会として見識が問われるテーマだ。宏池会、政治家として勉強していきたい」と勉強会の開催を提案した。

 金子氏と同派会長の岸田文雄外相(広島1区)たちが12日夜に会談し、「最低限、認識を共有すべきだという意見で一致した」(金子氏)という。

 派閥の会合終了後、岸田氏は「議論するのはいいことだ」と述べた。(城戸収)

(2014年3月14日朝刊掲載)

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