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給油機移転で騒音拡大懸念 岩国爆音訴訟で元宜野湾市長

 米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)の周辺住民が国を相手に騒音被害の賠償や垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛行差し止めなどを求めた岩国爆音訴訟の口頭弁論が13日、山口地裁岩国支部であった。米軍普天間飛行場のある沖縄県宜野湾市の伊波洋一元市長が原告側証人として出廷。KC130空中給油機の移転による騒音拡大に懸念を示した。

 伊波元市長は、普天間飛行場から岩国基地に今夏、移転する空中給油機について、「かなりの広域でエンジン調整音が聞こえる」と述べた。

 原告側はこの日までに、「(宜野湾市では)オスプレイ配備によって特に低周波騒音が大きくなっている」などとする伊波元市長の陳述書を提出した。

(2014年3月14日朝刊掲載)

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