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伊予灘震源M6.2 「原発正常」通報 山口県に愛媛県から

 山口県は14日、伊予灘を震源地とする地震で、愛媛県から四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)に異常はないとの連絡を受けた。東日本大震災を受けて両県が2012年3月に交わした確認書に基づく情報提供で、地震では初めて。山口県は情報を、一部区域が伊方原発の半径30キロ圏内に入る同県上関町に伝えた。

 確認書では、伊方原発周辺で震度5弱以上を観測した場合などに、愛媛県が四国電から提供された情報などを山口県に伝える。上関町の離島の八島が半径30キロ圏内にあるための対応。午前3時半、「伊方原発では環境への放射能の影響はない」との資料をファクスで受けた。

 山口県は四国電とも13年3月、原子力安全協定を結んでいる。異常が発生した場合に直接通報を受ける仕組みのため、今回は連絡はなかった。(村田拓也)

(2014年3月15日朝刊掲載)

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