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招待国も献花 8ヵ国 原爆慰霊碑へ 広島サミット

 広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)の拡大会合に招かれたインドや韓国など8カ国の首脳が21日、平和記念公園(中区)の原爆慰霊碑に献花した。国連のグテレス事務総長たち国際機関のトップも参加。原爆資料館を見学し、被爆の惨状に触れた。(山本庸平)

 インドのモディ首相や韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領たちが、この日の討議を前に訪問した。資料館の展示品を見学後、岸田文雄首相とともに歩いて慰霊碑の前へ。横一列に並んで子どもたちから花束を受け取り、それぞれ手向けた。「過ちは繰返しませぬから」などと刻まれた碑文について、松井一実市長の説明を時折うなずきながら聞いていた。

 招待国8カ国で唯一、核兵器を保有するインドの首相の訪問は、同国が初の核実験をした1974年以降で初めて。参加した首脳はほかに、オーストラリアのアルバニージー首相、ブラジルのルラ大統領、ベトナムのファム・ミン・チン首相、インドネシアのジョコ大統領、クック諸島のブラウン首相、コモロのアザリ大統領。

 首脳たちは早速、交流サイト(SNS)で訪問を相次ぎ報告。ルラ大統領は「人類がこのような悲劇を二度と目にすることがありませんように」などと発信した。

(2023年5月22日朝刊掲載)

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