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ウクライナに平和を 三次で街頭活動 避難者支援継続誓う 広島サミット ゼレンスキー大統領出席

 国際社会の支援と連帯を訴えてウクライナのゼレンスキー大統領が対面出席した広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)最終日の21日、三次市内では市民たちがウクライナに平和を取り戻す力になろうと街頭に立って戦争の早期終結を求め、避難者支援の継続も誓った。(加茂孝之)

 三次町の県道沿いに16人が並び、「NO WAR]と書いたプラカードや「ウクライナに平和を」などと記した横断幕を掲げた。

 近くの農業正野嘉宏さんが手作りした縦約1・7メートル、横約2・6メートルのウクライナ国旗2枚がはためき、参加者は「暴力に抵抗しているウクライナとロシアの市民に連帯しよう」「ロシアは核を使うな」などと声を上げた。市民運動などで歌われている「ウクライナに平和を」を合唱した。

 街頭活動は昨年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、月2回ペースで続けている。欠かさず参加しているという正野さんは「ウクライナの人たちに、日本にもたくさんの味方がいることを見せたい」と話した。

 街頭活動の呼びかけ人の一人でCafe地球屋(三次町)の佐々木洋子さん(69)は「今回は街頭活動とG7サミットがちょうど重なった。ゼレンスキー大統領は命懸けで広島に来たのだと思う。一日も早くウクライナに平和が訪れてほしい」と願いを強めていた。

(2023年5月22日朝刊掲載)

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