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[広島サミットを終えて] 国際メディアセンター閉鎖 5日間 記者延べ1万人活動

 広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)で国内外の報道機関の取材拠点になった「国際メディアセンター」が22日、閉鎖された。政府が広島県立総合体育館(中区)に設け、18日から5日間で延べ1万人の記者たちが活動した。

 この日正午の閉鎖に向け、午前中は報道関係者が機材を箱詰めし、次々と運び出した。センター内で直前まで取材を続ける記者もいた。撤収作業をしていた英BBC放送の技師イアン・ジョナスさん(59)は「とても快適だった。センター内の展示も興味深く、全て見学した」と評価していた。

 センターはサミット開幕前日の18日にオープン。約650席の共用スペースや記者会見室のほか、原爆被害や被爆地の復興の歩み、県産品の魅力などを伝える展示コーナーが設けられた。(宮野史康)

(2023年5月23日朝刊掲載)

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