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元宇品小15人 招待国首脳の献花サポート 「世界中仲良く」 大役終え期待

 広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、主会場となった宇品島(南区)の子どもも大役を担った。元宇品小の児童が、平和記念公園(中区)で原爆慰霊碑に献花した招待国の首脳らに花束を手渡した。

 サミット最終日の21日午前、韓国やインドなど招待国の首脳が、国連など国際機関のトップ、岸田文雄首相と共に公園を訪れた。慰霊碑前で横一列に並んだ首脳に5、6年生15人が花束を渡した。

 6年西村ひなたさん(11)は、クック諸島のブラウン首相に「広島へようこそ」と英語であいさつし、「サンキュー」と返答があったと喜ぶ。「たくさんの首脳が広島に集まったみたいに、世界中の人たちが仲良くできたらいいのにな」と話していた。

 武田京子校長は「担当した国や機関のことをもっと知ろうと調べ始めた子もいる。かけがえのない体験になった」と目を細めていた。(堅次亮平、奥田美奈子)

(2023年5月24日朝刊掲載)

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