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[広島サミットを終えて] 首相の妻ら口に ビール販売検討 宮島ブルワリー

 先進7カ国首脳会議(G7サミット)で、宮島(廿日市市)のビール醸造所「宮島ブルワリー」がG7首脳の配偶者の訪問先の一つとなった。同醸造所は、その際に出したビールを定番商品にすることなどを検討している。

 同社によると、岸田文雄首相の妻裕子さんたち5人が20日正午から3階レストランで昼食を取り、クラフトビールを楽しんだ。世界平和の実現などを願って売り上げの一部をユニセフなどに寄付するプロジェクトの一環で仕込んだビールで、宮島をイメージして赤みがかっているのが特徴となっている。

 グラスにビールを注いだ製造部長の森川達也さん(34)は「サミットの議題と同じ願いを込めて造ったビールを飲んでいただいたのはとても光栄」と喜ぶ。

 同社は、同じレシピで仕上げたビールの販売を検討。当日の様子を再現したテーブルを配置して来客たちに見学してもらうことも考えている。森川さんは「サミットが宮島訪問の新たなきっかけになればうれしい」と話している。

(2023年5月26日朝刊掲載)

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