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[広島サミットを終えて] 米大統領の宿泊部屋 公開 バイデン氏 直筆メッセージ残す

ヒルトン広島 スイートルーム

 ヒルトン広島(広島市中区)は26日、先進7カ国首脳会議(G7サミット)の期間中に、米国のバイデン大統領が泊まったスイートルームを報道関係者に公開した。ホテル側に感謝するバイデン氏の直筆メッセージが残されていたことも明らかにした。

 公開したのは、最上階の22階にある164平方メートルのプレジデンシャルスイートルーム。市街地や瀬戸内海を一望できるガラス張りの浴室や寝室、リビングを備える。ホテルが用意したメッセージブックには、バイデン氏が「私と私のチームに対するホスピタリティー(おもてなし)に感謝します。信念を貫きましょう」と滞在最終日の21日の日付とともに記されていた。

 報道関係者を部屋に案内したサミュエル・ピーター総支配人は「サミット期間中、大統領をはじめ米国の外交使節団を迎えられ大変光栄だった。米国のセキュリティーチームと連携して安全面への対応と温かなおもてなしを徹底した」と振り返った。

 バイデン氏の要望で、チョコチップアイスもルームサービスで提供。アイスは広島県産の卵や牛乳で作り、カキの粉末入りサブレーを添えた。商品化を予定している。バイデン氏が泊まったスイートルームの宿泊料は1泊1室で25万~35万円という。(小川満久)

(2023年5月29日朝刊掲載)

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