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[広島サミットを終えて] 首脳らの食事に広島県産13食材 女鹿平あわび茸・広島レモンサーモン…

 広島県は、広島市であった先進7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳や配偶者の食事メニューに、県がPRや販路拡大を支援してきた県産の果物や魚など13品以上の食材が使われたと発表した。県はサミットを機にした広島の食材の知名度アップに力を入れる。

 県によると、首脳や配偶者の食事に女鹿平(めがひら)あわび茸(たけ)(きのこ屋本舗・廿日市市)▽四八米(しはちまい)こしひかり酵素プレミアム(マサシロ・府中市)▽広島レモンサーモン(水信(すいしん)・西区)▽イチゴのタカノプリンセス(ナチュラルファームタニグチ・庄原市)-など、少なくとも13品が使われたことを確認した。

 いずれも県が県産農林水産物の生産方法や特徴を独自に審査し、合格した品の販路拡大や情報発信を応援する制度「チア!ひろしま」に登録されている。同制度は2014年に始まり、これまでに304品が認められている。

 県販売・連携推進課は「サミットで使用された実績は全国にPRできる。今後も県が飲食店向けの県産食材の商談会を開くなどし、生産者を応援する」としている。(久保友美恵)

広島情報センター 5万327人来場

 広島県は、広島市であったG7サミットで報道機関の拠点となった県立総合体育館(中区)内に設けた「広島情報センター」の来場者数が延べ5万327人(速報値)だったと発表した。

 官民でつくる広島サミット県民会議が5月18~22日、県の魅力をPRするため設置。県産の食品や工芸品を並べ、原爆の悲惨さを伝えるコーナーも用意した。会場が5カ所に分散していたため、来場者数はそれぞれの延べ人数を合計したという。来場者のうち外国人は4967人だった。

 2016年の伊勢志摩サミット(三重県)で同様に設けられた「三重情報館」の来場者数は延べ1万2729人だった。同館は1カ所で人数をカウントした。

 広島県広島サミット推進チームは来場者数について「多くの国内外のメディア関係者から県産品へ関心を持ってもらった結果と受け止めている」としている。

(2023年6月1日朝刊掲載)

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