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原爆ドーム周辺で剪定奉仕 8・6に向け広島市造園建設業協

 広島市造園建設業協会(西区)は5日、被爆78年の原爆の日に向け、中区の原爆ドーム周辺の樹木をボランティアで剪定(せんてい)した。

 市内の18社34人が参加し、9班に分かれて作業。この1年間で20センチほど伸びたヒラドツツジやサツキツツジを植木用バリカンで刈り込んだ。原爆ドーム敷地内の芝も切りそろえ、ドーム内部に生えた雑草を手作業で一つ一つ丁寧に抜いていった。

 協会は設立20年の2011年からボランティアを始め、今年で13回目。5月19日の先進7カ国首脳会議(G7サミット)初日には、首脳たちが平和記念公園を訪れ、原爆ドームを眺めており、増田寿理事(51)は「サミットで注目が集まり、観光客たちも多くなってきた。心の落ち着く環境で原爆の惨禍を想像してほしい」と話した。(宮野史康)

(2023年6月6日朝刊掲載)

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