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地球への愛 ビオラ演奏 サミット催しで沖田さん 市消防音楽隊などFFでも披露

 広島市安佐北区のビオラ奏者沖田孝司さん(65)が5月に市内であった先進7カ国首脳会議(G7サミット)の関連イベントで自作曲を演奏した。各国首脳の配偶者が親交を深めるプログラムの中で大役を担った。沖田さんは「地球への愛を歌い上げる曲。この思いが世界中に広がってほしい」と願う。

 曲名は「We love the EARTH from HIROSHIMA」。沖田さんが作詞作曲した2004年の作品で、日本の四季の美しさとともに地球を大切にする気持ちを表現した。20年近く平和イベントなどで音色を響かせてきた思い入れの強い曲だ。

 今年春、岸田文雄首相の妻裕子さんからG7サミットの関連イベントで演奏してほしいと依頼があったという。日本語歌詞を裕子さん自らが英語にアレンジ。19日におりづるタワー(中区)であった公式プログラムでは、沖田さんたちの演奏に合わせてさびの部分を出席者全員で歌った。

 この曲はひろしまフラワーフェスティバル(FF)2日目(11日)のカーネーションステージで、市消防音楽隊や県警音楽隊の合同演奏の中でも披露される。沖田さんは「観客の皆さんも一緒に歌ってくれるとうれしい」と期待する。(里田明美)

(2023年6月9日朝刊掲載)

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