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豪海軍が呉基地寄港 フリゲート艦 海自と親睦へ

 呉市昭和町の海上自衛隊呉基地に10日、オーストラリア海軍のフリゲート艦アンザック(3300トン)が寄港した。オーストラリア海軍の呉基地への入港は2021年以来約2年ぶり。休養や物資補給、海自隊員と親睦を深めることが目的で、15日まで滞在する。

 海自呉地方総監部の防衛部長を務める伊藤拓也1等海佐や、訓練支援艦くろべ(2200トン)の艦長小山内徹哉2等海佐たち約90人が桟橋で出迎えた。歓迎のあいさつや花束贈呈などの式典後、握手をして英語で会話するなどして交流した。

 アンザックは4月中旬から約5カ月にわたる任務中。韓国やインドネシアなどアジア諸国に寄港する。今月3~5日には東シナ海で、海自、米海軍、カナダ海軍と戦術技量の向上や連携強化などを図る共同訓練に臨んだ。

 デイビッド・マクファーソン艦長は「休養を取るとともに、呉の街を訪れ、大和ミュージアムなどで文化や歴史を学びたい」と話していた。(仁科裕成)

(2023年6月11日朝刊掲載)

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