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　広島市の姉妹都市である韓国・大邱（テグ）広域市の李鍾和（イ・ジョンファ）経済副市長たちが、カーネーションステージであった「大邱の日」記念イベントに登場し、同市への来訪や両市の友好を呼びかけた。同市の訪問団がＦＦに参加するのは２０１８年以来、５年ぶり。

　同市の芸術団員４人が韓国の伝統舞踊や、伝統楽器であるテグムやカヤグムの演奏を披露した。李氏は「美しい踊りや伝統楽器で大邱の美しさを感じ、旅行にも来てほしい」とあいさつ。終了後、「このイベントが両国の共存繁栄のきっかけになるよう期待している」とも話した。

　両市は１９９７年５月２日に姉妹都市提携を結び、ＦＦでは２００１年から記念イベントを開いている。広島市の松井一実市長も会場を訪れ「市民レベルでも相互理解を深め、良き隣人として仲良くしていくことが大切だ」と述べた。

　李氏たちは平和記念公園（中区）で原爆資料館を見学し、公園内の韓国人原爆犠牲者慰霊碑に献花した。（加田智之）

（２０２３年６月１１日朝刊掲載）