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エディオンピースウイング広島 サカスタ名称「平和と未来」掲げる

 広島市が市中央公園(中区)に建設中で、J1サンフレッチェ広島の新たな本拠地となるサッカースタジアムの名称が「エディオンピースウイング広島」に決まった。12日、命名権を取得した家電量販のエディオン(同)が発表した。2024年2月1日から10年間使用する。

 エディオンは命名理由について「恒久平和と、夢や希望を持って明るい未来へ羽ばたく願いを込めた」と説明。翼(ウイング)をイメージして設計されたスタジアムの屋根にも由来しているという。

 この日市役所で、松井一実市長とエディオンの久保允誉社長が命名権の契約書に署名し、名称とロゴを披露した。松井市長は「広島の心を発信するのにふさわしい名前だ」と歓迎。久保社長は「いろいろなイベントで平和を広く伝える。みなさんに足を運んでもらいたい」と話した。

 エディオンはサンフレの筆頭株主。「1997年からクラブトップパートナーであり、地域貢献できる」として命名権の公募に応じた。希望したのは1社だけで、年1億円で契約。将来のスタジアムの修繕費などに充てられる。

 スタジアムの条例上の正式名称は「広島サッカースタジアム」で約3万人収容。総事業費282億9千万円で、今年12月に完成、来年2月に開業を予定する。(川上裕)

(2023年6月13日朝刊掲載)

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